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診療のご案内

内視鏡は冨士フィルム社製内視鏡システム「LASREREO」を使用しています。このシステムでは通常の白色光観察に加え、2種のレーザ観察(BLI=Blue LASER Imaging、LCI=Linked Color Imaging)が可能となります。胃内視鏡検査では、通常観察とLCIによるレーザ観察の2重観察を行うことで、5mm大の胃癌(図1)が発見できるように精度を上げています。大腸内視鏡検査では、全大腸にインディゴカルミン色素の散布と往復観察によって、5㎜以下の癌や腺腫、陥凹型癌(図2)さえ見逃さず、全例で回腸末端も観察します(図3)。大腸の小さな腺腫に対しては、正確な診断と迅速・安全な治療を両立するように開発したCold & Jet-APC法(図4)を行い、大きな病変には粘膜切除(図5)で対応します。

検査後には、説明室にて画像をみながら、丁寧な説明をいたします。上部消化管検査では、喉頭から十二指腸まで60〜100枚のすべての写真をご確認いただきながら説明いたします。大腸カメラは、独自の「まとめ写真」(図6)を使い、病変の性状・分布、治療後状態、残っている病変を一覧できるようになっています。数年後、他院で大腸カメラ検査を受けても、大腸のどの部分にどのような病変があったのか、一目で分かるため安心です。

図1:3.5mmの早期胃癌

  • 図1-1:通常の光(白色光)による胃内視鏡像。矢印の範囲が他の領域より赤い。

  • 図1-2:LCIによるレーザー光観察。図1-1で赤くみえた部は、矢印で示す2カ所に分かれた。

  • 図1-3:矢印で囲んだ部が、大きさ3.5mmの陥凹型胃癌。

図2:陥凹型大腸早期癌

  • 図2-1:大腸(横行結腸)の陥凹型早期癌

  • 図2-2:大腸(横行結腸)の陥凹型早期癌

図3:回腸潰瘍の拡大内視鏡像

  • 図3:回腸末端の小潰瘍の拡大像。小腸の絨毛が赤く炎症を起こし、潰瘍部は白苔で覆われている。

図4:Cold & Jet-APC法

  • 図4-1:大腸(S状結腸)の微小陥凹型腺腫。

  • 図4-2:Cold biopsyとうい手技で切除する。

  • 図4-3:切除した傷とその周囲を、インジゴカルミン希釈液で膨瘤させる。

  • 図4-4:切除部とその周囲を、アルゴンプラズマで焼灼し、腫瘍が残る危険性をゼロにする。膨瘤部への処置なのでアルゴンプラズマ焼灼による合併症(筋層への傷害)はおこらない。

図5:大腸腫瘍2.5cmの粘膜切除とクリップ縫縮

  • 図5-1:大腸(盲腸)の2.5cmほどの腫瘍性病変

  • 図5-2:腫瘍の下に薬液を注射し、腫瘍を膨瘤させる

  • 図5-3:スネア(切除のための金属ワイヤー)を、病変より少し広くかける

  • 図5-4:スネアを締める。矢印が腫瘍の辺縁で、切り取る内側に入っていることを確認しながら操作する。

  • 図5-5:切除直後。内視鏡像からは腫瘍は残っていない。

  • 図5-6:内視鏡用クリップを4個使って、切断面を閉じさせた。

図6:大腸内視鏡検査のまとめ図

  • 図6:大腸内視鏡検査後のまとめ図。この例では、7個の大腸腫瘍(腺腫又は癌)を治療した。

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